身代わり狂騒曲 風花千里
第四章 重三郎の懸念 一 「やい、危ねえじゃねえか」 「おっと、ごめんなさいよ」 正面から来た男とぶつかりそうになり、重三郎は慌てて道の端へ避 けた。 「気をつけやがれ、すっとこどっこい!」 「すみません。ちょっと考え事をしてたもんだから」 重三郎は軽く頭を下げた。その拍子に、醤油を焦がしたような香ばしい匂いが、すん、と鼻をつく。思わず、男の提げていた岡持に目をやった。 「そこに入ってるのは、鰻か」 「そうだよ。豊島町〈伊勢屋〉の蒲焼っていやあ、この界隈じゃ有名なんだ」 白髪頭の蒲焼売りは胸を張った。 「手土産を買いたいと思っていたところだ。五串ほど貰っていくよ」 重三郎は懐から紙入れを出した。 「五串も? へへ、毎度あり。今、包むから、ちょいと待ってておくんなさいよ」 蒲焼売りが応えた。一転して愛想のいい声だ。 岡持の蓋を開けると、作りたての蒲焼が艶やかに照り輝いていた。 ひぃ、ふぅ、みぃ……岡持から取り分けた五串を、白髪頭は竹の皮でくるんだ。 「はいよ、また贔屓にしてくんな」 ほくほく顔で包みを差し出す。ぶつかりそうになった縁で売り物を買ってもらえるなら、何度でもぶつかってもらいたい。白髪頭の表情が物語っていた。 包みを受け取り、重三郎は神田白壁町を目指した。 源内の身代わりが誕生して、今日で七日が経つ。 春信によると、身代わりはここ数日で源内らしい振る舞いが板についてきたという。 いったいどの程度変わってきたのか、早いところこの目で確かめたい。 重三郎は知らず知らずのうちに足早になった。 世間は晩春の趣。情の濃やかな女のように陽射しは優しく背に寄り添ってくる。 源内の家に辿り着いた。中へ向かって声をかける。 せかせかした男の声で応答があった。 「とっとと、上がってきやがれ!」 二 重三郎は、家の中へ入った。 座敷で絵筆を執っていた身代わりが、重三郎の顔を見た。忙しない口調、目を細めて人を凝視する癖は、生前の源内にかなり似てきている。お仙が整えたのだろう、身代わりの太く、濃く、上がり気味の眉は、源内に似せてなよやかなほどの細い弓形に変わっている。 「そろそろ来る頃だと思ってたぜ」 身代わりは筆を置くと、にかっと笑った。 「このところ商いが忙しかったから、春信さんとお仙ちゃんに任せっきりですみません。これ、晩飯代わりにと思って、途中で買ってきました」 重三郎は包みを畳の上に置いた。 「鰻か? ちょうど腹が減ったところだ。早速いただこうじゃねえか」 と言ったが早いか、身代わりは厨へ入っていき、飯櫃を抱えて戻ってきた。大ぶりの茶碗に飯を盛る。 「おめえも一緒にどうだ?」 「私は蕎麦を手繰ったばかりで」 「じゃ、俺一人で食うぞ」 身代わりは包みを開いた。ふっくらと焼き上げられた五串の蒲焼が行儀よく並んでいる。一串を摘まむと大口を開けてかぶりついた。 「旨い! どこの鰻だ」 身代わりは目を一巡りさせ、唾を飛ばして叫んだ。 「振り売りの親爺は、豊島町の〈伊勢屋〉って言ってました」 「こんな旨い鰻が近くで食えるとはな。ひとつ贔屓にしてやろう」 源内は感心したように呟くと、鰻を食っては飯を掻き込む。 鰻、飯、鰻、飯、飯。 結局、飯をつごう四杯、鰻は五串とも平らげた。 身代わりの食べっぷりを目の当たりにして重三郎は意表をつかれた。 身代わりは痩せぎすで頬の肉などもそげおちている。そこが源内に似ていそうで似ていないゆえんだった。 だから、まさかこんな健啖ぶりを見せるとは思いもよらなかった。 ――博打で借金まみれのせいでろくに食えなかっただけで、実は大飯喰らいなのかもしれないな。 重三郎は身代わりの口元についている飯粒を目にしながらひとり頷いた。 「だいぶ源内振りが板についてきましたね」 「箸の上げ下ろしから言葉つきまで、お仙ちゃんが逐一、馬鹿っ丁寧に教えてくれるんだ。日に何度も注意されるんで、さすがに身についちまったぜ」 身代わりが照れくさそうに鬢を掻いた。 「源内さんは箸の持ち方が少しおかしかった。中指が二本の箸の間になく、人差し指とくっ付いていたんです。そんな小さな癖までもそっくりだなんて。お仙ちゃんは真面目だから、きっちり教え込まないと気が済まないんだな」 「源内になり切るまで外に出られねえって言うじゃねえか。いい加減、体に黴が生えそうだからな。外面 だけでも源内になり切ろうと頑張ったのさ」 身代わりは胸を反らした。 「春信さんは? 毎日来てると聞きましたけど」 「工房に大事な客があるとかで、今日は夜にならないと来ねえ」 重三郎は頷く。春信の工房は錦絵の版元や句集の表紙絵を依頼したい好事家など、日々、多様な人々が出入りしている。 「ところで。俺を源内に仕立て上げた暁には、おめえに何の見返りがあるんでえ」 身代わりがいきなり改まった調子で訊いた。 三 「藪から棒に、何を。私はただ、源内贔屓の連中の尻馬に乗っただけです」 身代わりの意図がわからず、重三郎は適当にお茶を濁す。 「嘘をつけ! おめえがこの与太を考え出したそうじゃねえか」 身代わりが体を寄せてきた。 「確かに……私が言ったことに間違いはないですが」 「ほれみろ。だいたい、あのケチな治郎兵衛が五十両近え借金を肩代わりしたって話からして、おかしいじゃねえか。春信は絵、南畝は戯作、お仙ちゃんは立ち居振る舞いと、まどろっこしい手間かけてまで身代わりを拵えようとするのは、みんな相応の見返りを期待しているからに違えねえんだ。そうだろう? おめえは、いってえ俺をどうしてえのさ」 と、身代わりは矢継ぎ早に畳み掛けた。目玉をぎょろぎょろさせて答えを待っている。 あまりに真剣な眼差しなので、重三郎は仕方なく己の中に理由の種を探した。 自分も南畝も源内の名を利用したいという気持ちはある。 だが、与太を考え出したあの時、まず見返りを考えた者がいただろうか。 いや、いるはずがない。この与太は話の流れで盛り上がった計画にすぎないのだから。 いい加減な言い訳をでっち上げ、身代わりの疑念をやり過ごそうかと考えた。だが、うまい考えが浮かばない。やむを得ず、かねてから考えていた商売の構想を口にした。 「私は地本問屋として商いを広げたいんです。夢は自分の店から戯作や俳諧集を出すこと。その際、店の看板作者として、是が非でも〈平賀源内〉の名は欲しい」 源内は類稀なる才人。その名は世間にあまねく知れ渡っている。源内に比べれば、南畝などまだひよっこだった。 商いはものが売れねば話にならぬ。これから地本問屋を営むなら、源内は絶対に手の内に取り込みたい人材だった。 もう一つ目論見があった。『吉原細見』発行への参入だ。 『吉原細見』とは、廓内の地図、妓楼、遊女の名寄せ、揚代金、茶屋、船宿や男女芸者の名寄せなどが記された吉原の案内書。世間に出回っている細見は、わかりにくいと評判がよくなかった。 重三郎の店でもすでに発行されている『細見』を扱っていたが、自分は吉原で生まれ育ち、廓の隅々まで知り尽くしている。読者の得たい情報をすべて盛り込んだ、もっと安価なものを作る自信があった。新しい細見の推薦人にも、源内の名を入れたいと考えていた。 「そんなところだと思っていたけどよ。あまりいい気はしねえな」 身代わりが不貞腐れたように吐き捨てた。 「まあ、いい。どうせ俺は死んだ身だ。おとなしく身代わりの座にいてやるよ。そうすりゃ万事うまくいくんだろう? 幸い俺は絵が好きだからな。春信に習って、絵だけは本家より上手くなってやる」 身代わりが書きかけの絵に目を落とした。重三郎の視線も自然と吸い寄せられる。 画帖には、彩色した肉筆の美人画が完成していた。絵の女はお仙によく似ている。遊びに来たところをつかまえ、雛形になってもらったのだろう。 春信の評した通り、絵は相当の腕前だった。先年、源内が手に入れた画集を参考にしたと見え、蛮画のような雰囲気も感じられた。 「大したものです。絵が上達したってのは聞いてましたけど、これなら絵師として、売り出せるかもしれない」 重三郎の褒め言葉に、身代わりは相好を崩した。 四 「死人の身代わりなんて、よく考えついたもんだな」 身代わりは木の葉模様の煙管を使い始めた。漂う煙の向こうで、重三郎を凝視している。ふざけた声の調子とは裏腹に、糞真面目な表情が気にかかる。 「仏の枕元で誰かが『源内さんが生きてることにしたらどうだ』と言ったのを聞いて、どうすれば甦らせることができるのだろうと考えたんです」 と答えながら、重三郎は後ろめたい気分になる。自分の思いつきがなければ、身代わりは今でも大工の佐助でいられたはずだった。 「死人とそっくり同じ人間を作れるなんて、本気で思ったのか」 身代わりの瞳に、微かに侮蔑の色が浮かんだ。 「ええ」 重三郎は肯定した。嘲られようが蔑まれようが、仏の前で作れると確信したのだ。遠慮することはない。 「仏の枕辺に集った人々は一芸に秀でた人ばかり。一芸だって持ち寄れば多芸になる。ならば平賀源内をこの世に甦らせることができると考えたんです」 「そんな馬鹿げた趣向に、みんなよく乗ったな」 「俳諧が縁で繋がった〈連〉の人々は無類の悪戯 好きです。何でもかんでも洒落のめす」 重三郎は俳諧連衆 の顔を思い浮かべて苦笑した。洒落に懸けては命を賭しても惜しくないような酔狂な奴らだ。 「〈連〉? 何だ、そりゃ」 身代わりが重三郎の顔を覗き込んだ。 ──おお、この眼…… 思わず嬉しさがこみ上げた。演技なのかもしれないが、自分を見つめる目つきは源内によく似ていた。 源内は好奇心が着物を着て歩いているような男だった。興味を引く対象があれば、ぎょろりと目を光らせ、首を突っ込む。放っておけば、好奇心のおもむくまま、地の果てまでも目指していきそうだった。 若輩者の重三郎に対しても、源内は好奇の目を向けた。重三郎がいずれ自分の手で本を作り、吉原から江戸の文化を紹介したいという夢を話すと、心底面白がり、目をかけてくれた。懇意にしていた版元や戯作者を紹介し、本草学や俳諧の仲間にも引き合わせた。重三郎が平角と知り合ったのも、俳諧連の席だ。 「〈連〉というのは、簡単に言えば、何かをやる時にできる、人と人との繋がりなんです。あなたも俳諧くらいはご存知でしょう」 「少しはな。五七五の発句に七七の付句をして、また五七五の第三句を付けて、後は挙句まで延々と続けてくってやつだろう」 親方の治郎兵衛が俳諧の虫。その上、横丁の熊さん、八つぁんまでが点者に評点を請い、その点の多少で優劣を競う遊戯的な〈点取り俳諧〉にうつつを抜かしている時世だ。身代わりも、基本的な俳諧の知識はあるようだった。 「俳諧は一人でやってもつまらないから、歳や身分を超えて、俳諧が好きだという理由だけで集まり、句を付け合うという輪が生まれた。それが〈連〉です」 「その中で死人の身代わりを作る話がまとまったのか。けっ、江戸の名士ってのは、下らないことに血道を上げていやがる」 「でも、名士の中で最も下らないことに血道を上げていた人物が、平賀源内だったんです」 「俺が一番の大馬鹿者だったのか」 身代わりは、驚いた表情を見せた。 世間には、軽蔑の念を込めて、源内を〈山師〉と呼ぶ向きもある。しかし〈連〉に集う人々は、山っ気の強い気性を含めて源内を尊敬していた。 「みんな、突飛なことを次々と考え出し、行動に移していく子供のような源内さんが好きだったんです」 源内が新しく発見した鉱石を携え、得意げに句会にやって来た時の光景を重三郎は思い出した。目を輝かせ、愛おしそうに石を撫でる姿が甦る。 「馬鹿者でも、空 け者でも、源内は周りから慕われていたのか」 身代わりが、ふーっと息を吐いた。先ほどより表情が和らいでいる。その様子を見ながら、重三郎は深く頷いた。 「源内さんは、南畝の『寝惚先生文集』の序で、──馬鹿孤りならず、必ず隣有り。目の寄る所たまが寄る──と書きました。身代わりの源内は、私たちこの世に残る馬鹿者から、仏になった大馬鹿者、源内さんへの贈り物なんです。だから、下らない与太だと言われようが一所懸命にやる。子供だろうが、大人だろうが、遊びは全身全霊を傾けなけりゃ。それが江戸の気風ってもんです」 気がつけば、手で強く膝を掴み、身を乗り出していた。 五 「言いてえことは、わかったよ」 身代わりが、これ以上は説明無用というように手を振った。 重三郎は安堵した。嘘をついたわけではない。とはいえ〈連〉の独特の諧謔味、すべてを笑い飛ばしてしまう雰囲気は、場を共有した者でなければ理解できないだろう。 だが身代わりは、とりあえず納得したようだ。その証拠に、すでに気持ちは別の方向に行っているらしい。縞柄の袷の襟元から片手を突っ込んだり、胡坐を掻いた脛の辺りを頻りに気にしたりして、落ち着きがなかった。 「あー、痒 いぃぃ!」 「どうしたんです」 腕を後ろに回し、着物の上から、わしわし背中を掻いている。 「十日近くも行水だけなんだ。急に暖 あったかくなったもんだから、体がむず痒くて辛抱ならねえ。今日こそ湯屋へ行くぞ」 重三郎がきつく春信に言い置いたせいで、身代わりはいまだ外出できない身だった。 「気の毒だとは思いますが、容貌、仕草の面であなたが源内とそっくりになるまでは外へ出すわけはいきません」 「まだ駄目だと? ふざけるな! これ以上阻むつもりなら、俺はお前を蹴り倒しても出掛けるからな」 身代わりが突如、立ち上がった。 四股を踏む力士さながら、大股を広げた恰好で睨みつけている。 重三郎は顎に手を当てて思案した。 平賀源内が甦るまで、極力身代わりを閉じ込めておきたかった。 しかし、身代わりの我慢は限界に達している。外出を禁止したまま放っておけば、勝手に独りで出掛けてしまうかもしれない。 「わかりました」 重三郎は決断した。 「湯屋へ行ってもいいです」 「本当か! よし、気が変わらねえうちに、すぐ行こう」 身代わりは部屋の隅に置かれた風呂敷包みを手に取ると、三 和 土 へ下りかける。 「待ってください。湯屋には一緒に従いていきます」 「ちぇっ、独りで通りを歩きたかったのに」 「嫌なら、今夜も行水で我慢してください」 「わかったよ。しようがねえ、湯に浸かれるなら、おめえが一緒でも我慢するよ」 身代わりが口を尖らせて譲歩した。 「さらにいえばあなたはまだ源内になりきっているとはいえない。湯屋に行く前にちょっと細工を施していきます」 と告げると、重三郎は戸棚の引き出しから綿の束を取り出した。 「ちょっ、何すんでえ」 重三郎が身代わりの口をこじ開けると、身代わりは抵抗の意を示す。 しかし重三郎は構わず、身代わりの口の中に綿を詰め込み始めた。 上あごの奥歯のさらに奥に細かくちぎった綿を少しずつ詰めていく。 するとげっそりこけていた身代わりの頬がふくよかになっていく。左右ともに詰め終わると、かなり源内の風貌に似せることができた。 ――しかもこれならろくに喋れないからぼろも出まい。 重三郎は自分の思いつきに、にやりとした。 「これで少し源内さんの雰囲気に近づきました。含み綿をしたまま出かけ、絶対に喋らない。それが湯屋に行く条件。嫌なら当分、家で行水です」 身代わりは恨みがましい顔で重三郎を睨んでしぶしぶ頷くと、湯屋へ行く支度を始めた。 六 重三郎と身代わりは外へ出た。 しばらく歩いたところで、重三郎は背後に妙な視線を感じた。何気ない振りをして後ろを見遣る。家の周りに積まれた廃材の陰に、男が身を潜めていた。 ──あれは確か、有吉 芝 園 とこの門人だ。 重三郎は目がよく利く。ほんの一瞬認めただけだが、男の正体はすぐにわかった。 源内は、先年、風来山人 の名で戯作『風流志 道 軒 伝 』を出版した。その中で、常日頃、腑抜け者と小馬鹿にしていた儒学者たちを当てこするような記述をした。 有吉芝園とは、徂徠学の祖、荻生徂徠から連なる一派の学者。以前より源内とは反りが合わなかったから、遠慮会釈のない儒者批判に怒り狂った。門弟を差し向けて源内の様子を探らせ、隙あらば窮地に陥れようとしている。 男の様子に不穏な気配を感じ取った重三郎は一足飛びに闖入者に近づいた。 「小僧、隠れん坊はいいが、そこにいると鬼に喰われるぞ」 立ちはだかった重三郎を前に、闖入者は小さく叫び声を上げた。 歳の頃は十代か。鼬 に似た、ちんまりした目が、怯えたように宙を彷徨っている。 闖入者に顔を寄せるや、陰気な声で脅し聞かせた。 「ここはな、日がな、得体の知れねえ鬼たちの集う家だ。暗くなれば、ひとーり、また一人、江戸のあちらこちらから鬼がやって来るのさ。ああ、だいぶ陽が沈んできた。そろそろお出ましかもしれんな」 と薄ら笑いを浮かべ、べろーんと舌を出した。 重三郎の舌は常人より長い。思いきり舌を出し、自分の鼻先を何度も舐め上げた。夕闇の濃くなる中、鼻を舐める重三郎の姿は、さぞかし異様に映るだろう。 「うわー、ば、化け物だ」 闖入者は、押し出されるように物陰から飛び出した。一目散に路地の奥へと駆けていく。源内の家の脇を通る路地は、表の通りから裏通りへと抜けられた。 「ここに集うのは、鬼は鬼でも、天邪鬼 だがな」 手拭いで濡れた鼻先を拭い、重三郎は身代わりを促し湯屋への道を急いだ。 «第五章 連
»序章 源内死す | »第1章 佐助の憂鬱 | »第2章 葬式 |
»第3章 修業の始まり | »第4章 重三郎の懸念 | »第5章 連 |
»第6章 工房 | »第7章 吉原詣 | »第8章 扇屋 |
»第9章 夢 | »第10章 狂乱 | »第11章 果たし合い |
»第12章 密談 | »第13章 甦る源内 | »終章 旅立ち |
0 件のコメント:
コメントを投稿