しばしお待ちを...

2018年4月28日土曜日

小説「蝶々雲――かむろ菊乃の廓文章」02 / 風花千里

2018年4月15日日曜日

小説「蝶々雲――かむろ菊乃の廓文章」01 / 風花千里

2018年4月10日火曜日

短歌五首「拙歌戰士」/ 風花銀次

拙歌戰士         風花銀次

かつて赤提燈ありき甁子押し立てて砦となせし あはれ
赤心より申す「王樣ははだかだがあかはだかぢやないぢやないか」
ねぢる手の赤子がたらぬ、國難といはずんばずびずば(やめてけれ)
あかほしの赤狩りなどとお戲れめさるな鷹匠が困つてござる
赤狩りの苛烈を極めそこここに嗚呼あかねさす赤い信女

2018年4月8日日曜日

独吟半歌仙「蝶々雲の巻」/ 風花千里


独吟半歌仙「蝶々雲の巻」
            風花千里

 
時代小説の中で使う予定で作った架空の半歌仙ですが、結局使用しませんでした。でも、その小説の予告っぽい感じにはなってるかも……。
 
 
ハレの日に入り乱るるや蝶々雲

 書物問屋が虎落笛聞く

寄り添ひて童べのかく軽いびき

 菓子箱の蓋開きっぱなし

早春の洲崎の砂を照らす月

 いと掌に温しお江戸の水は