身代わり狂騒曲 風花千里
第十二章 密談 一 柳橋の翠風楼 という料理茶屋で、重三郎は平角を待っていた。 「困った事態になったな」 溜息交じりに弱音を零す。 昨夜、平角から吉原の蔦屋に文が届いた。源内の件で話がある、と添えてあった。少し前に春信からも知らせがあり、気の病が高じて身代わりの言動がおかしくなった、と書かれていた。 気を取り直して、座敷の中を眺める。 昨年開店した翠風楼は、凝った料理を出すと評判の店だ。豆腐と鯉料理に定評があり、口の奢った平角が贔屓にしていた。 座敷はこぢんまりしていたが、床の間の掛け軸、金銀の蒔絵を施した飾り棚など、贅を尽くした調度品が、そこここに置かれていた。 煙管に火を点じる。目の前に据えられた煙草盆も、青貝螺鈿の装飾を施した見事な造りだった。 「平角様が、お見えになりました」 声と共に襖が開き、茶屋の主人が顔を覗かせた。 主人の後ろから、長身の平角がぬっと姿を現す。 「呼び出して済まなかったな」 「こちらこそ、ご無沙汰しておりました」 平角と会うのは、身代わりを吉原に連れていって以来だった。 「あとは春信さんだけですか」 「いや、春信さんは来ない」 重三郎と向かい合うように腰を下ろすと、平角も銀製の煙管を取り出した。 「誘ってはいたのだが、春信さんはこのごろ気が鬱ぎがちで、床に臥せっているそうだ」 「それはいけませんね。春信さんは蒲柳の質だから、元からの気鬱が酷くなったのかもしれない」 重三郎は、春信の身を案じた。 「大方の事情は聞いているから、春信さんがいなくても話をするのに不都合はないがな」 平角は悠然と構えている。重三郎が知り得た以上の情報を持っているらしかった。 「今日は私と平角さんの二人だけなんですね」 「いや、そろそろ、南畝が来るはずだ」 気がつけば、からからと上っ調子な笑い声が、座敷へと近づいていた。 二 店の者に軽口を叩きながら、南畝が入って来た。 丈短の黒い蝙蝠羽織を着ている。腕を上げた時に袖が蝙蝠の翼のようになる羽織だが、ころころした体型の南畝は、達磨が道中合羽を羽織っているようだった。 南畝は肥えた体を大儀そうに揺すり、重三郎の隣に座った。 「春信さんは、やっぱり、いけませんか」 「とうとう寝込んじまったらしい。集まりは欠席すると、使いが来たよ」 平角が吐月峰 に煙管を打ち付けた。 襖が再び開き、酒と肴が運ばれてきた。女中の手によって膳が並べられる。大人数の時は料理を盛り付けた大皿を畳の上に置き、めいめいが取って食べる形式だが、今日は三人なので各々の前へ膳が据えられた。 平角が銚子を取り上げる。芸者、幇間がいないので、自ら酌をするつもりのようだった。 「一体全体、身代わりは、どうしたんです」 盃に酒を受けながら、南畝がせっついた。 「佐助という男は、存外に真面目な性格だったのだ。勢いで身代わりになるのを承知したものの、他人に操られる立場に嫌気がさし、悩んでいたようだ」 「身代わりと言っても、普段は自由に生活しているでしょう」 南畝は、納得がいかぬという表情で先を続ける。 「戯作は〈源内作〉として世に出せるところまで達してない。だから私がせっせと代筆してますけどね。でもその他は、先生になり切っていたじゃありませんか」 「そこだ。努力の甲斐あって、身代わりは仕草も言葉つきも、そして外見さえもほぼ源内になった。事情を知らぬ輩は、あやつが源内でないとは毛筋ほども疑わないだろう。ところが周囲が源内として扱えば扱うほど、抑えつけられた本性が行き場をなくし、悲鳴を上げたのだ。近頃は気の病に冒され、落ち着きを欠いたり、他人に狼藉を働いたりしているらしい」 平角は整った顔を曇らせた。 「何がきっかけで、気の病になんか罹ったんでしょう」 膳の上に載った鯉のあらいを箸で摘みながら、南畝が首を傾げた。 小役人は気苦労が尽きぬはずなのに、丸い顔を綻ばせ、旨そうに肴を口に運ぶ様子を見ていると、南畝だけは気の病と無縁のようにも見える。 「わからぬ。ただあやつは源内さんを心から尊敬するようになっていた。才能のどこか一部分でも、自分が受け継ぎたいと考えていたのだ。なのに……」 「それは無理な話ですよ」 話の途中で、南畝が遮る。 「戯作なんて、てんでお話になりませんって。四半刻も書かないうちに、頭を抱えて唸ってますから」 と、鼻の先で笑う。 「橘洲の会で身代わりの歌を読んで慌てたくせに、えらそうなこと抜かすな」 すぐさま平角が諌めた。 「戯作はともかくとして、身代わりを立てたのは秩父の鉱山へ遣る目論見だったからだ。だが休山に追い込まれ、あやつを活かす場がなくなってしまった。活躍させる場がないのに、家に閉じ込めておくのは気の毒。だから春信さんは与太をやめようと言っているのだ」 「でも、人別改帳の上では死んでいるのだから、今さら佐助には戻れないでしょう」 重三郎は異を差し挟んだ。 「源内さんの死を改めて届け出た上で、佐助を江戸から去らせる。そうすれば問題はあるまい。もともと俺は、この与太話には乗り気じゃなかったからな。春信さんの申し出に、いささかも異論はない」 平角が言い切った。 三 「今の話は、春信さんのお考えで」 南畝が慌てて箸を置いた。 「そうだ。おぬしのところには連絡がなかったのか」 「私は平角さんから来た文で、事情を知ったきりですよ」 南畝の怪訝そうな顔。やはり平角のみが事の詳細を知らされていた。 「私は絶対反対です! この与太は、あの世で源内さんを驚かせようという趣向だったでしょう。こんな中途半端な形で終わらせたら、供養になんか、なりません」 「あの世の源内さんを慮るのならば、南畝の言う通りかもしれん。だが、この世を生きる身代わりが役回りを果たせなくなったのだ。頓挫は致し方なかろう。それに……」 平角が意地の悪い視線を寄越す。 「おぬしらは表向きは『源内』と呼びながら、当人のいない所じゃ『身代わり』よばわり。それは結局、心のどこかで『源内さんが甦るはずはない』と思っていたからではないのか」 ──平角さんの指摘する通りかもしれない。 と、重三郎は思った。 佐助に源内を名乗らせながら、仕掛人たちは「身代わり」と呼び、心の底から源内と認めていなかったのかもしれない。 「重三郎は、どう思うんだ?」 平角に問われ、しばし考え込んだ。 計画を練ったのは、他でもない自分だった。源内の面影を持つ男がいて、〈連〉の中には源内の才能を分担できる才人が大勢いた。目論んだ時点では、生前の源内を再生するのは思いのほか容易いような気がした。 しかし、計画は所詮「畳の上の水練」だった。 身代わりは、源内の才能を満たすための空っぽの器ではなかった。 たとえば中身が一杯に入った籠の上から、さらに物をぎゅうぎゅうに押し込めば、籠は破れて使い物にならなくなる。 同じように、身代わりは押し付けられた源内の性 を自らの血肉にしようと努力した結果、咀嚼しきれずに内側から壊れかけていた。 「源内さんは死んだ。でも、佐助さんは生きている。生きた人間を犠牲にしてまで全うしても、死者が喜ぶとは思えないですね。もう与太は終わりにしましょう」 重三郎は目を伏せた。 源内の顔、いや佐助の面差しが眼裏に映る。 これ以上、人の心を翻弄してはいけない、と、重三郎は思い至った。 「駄目です!」 南畝が喚いた。 「なぜ弱気になるのだ。我々は新しい時代に生きる者。常人なら考えつかぬ発想を形にすることこそ、粋としてきたんじゃないか」 重三郎は驚いて目を開けた。 口泡を飛ばして喋る南畝の様子に、目が吸い寄せられて離れない。 頭の中で半鐘が鳴っている。 ひどく興奮しているせいか、南畝はいつもの乙張 のない口調が嘘のような早口だった。 「身代わりが少しばかり気を病んだぐらいで源内再生を諦めるとは、粋人の風上にも置けぬ。私は何が何でも最後まで全うするつもりだ!」 上擦ったようなキンキン声で、南畝が宣言した。 四 「どうした。きいきいと、まるで猿の喚き声みたいだぞ。おぬしのほうこそ気が触れたのではないか」 平角が半畳を入れた。 ──この癇に障る尖った声。いつぞやも聞いた覚えがある。はて、いつのことだったか。 重三郎は急いで記憶を辿った。次第にざわついた室内の情景が浮かび上がってくる。 「わかったぞ! 源内再生の言い出しっぺは、お前だったんだな」 重三郎は南畝の眼間 に視線を向けた。 虚を衝かれ、南畝は口をだらしなく開けている。 「言い出しっぺとは、何のことだ」 平角が怪訝な声を出した。 「『源内さんを死んでないことにする』と言った張本人です。確かに私は源内さんの身代わりを作ろうと言いました。でも、その前に火付け役がいたでしょう。それが誰かわからなかった。なぜなら、早口で聞き覚えのない甲高い声だったからです」 「重三郎に皆の注意が集中したから気づかなかったが、言われてみれば初めに焚き付けた奴がいたな。それが南畝だったのか」 平角が腕を組んだ。 南畝は「ちっ」と小さく舌打ちをした。目がうろうろと宙を彷徨っている。 重三郎と南畝の付き合いは三年ほどになる。若くして名が売れたせいか、南畝は世間知らずの甘ったれといった印象しかなかった。しかし、今の語り口を聞くと、鈍感で子供っぽいだけでなく、他人を煽動する才覚も持ち合わせている。 ──意外に食えない奴なのかもしれない。 詩文を物す遊び人としての南畝の顔しか、重三郎は知らなかった。 平角が、かたん、と音を立てて、盃を置く。 「黒幕さんよ。重三郎を隠れ蓑にし、今まで素知らぬ振りをして俺たちを踊らせていたわけを、とっくりと話してもらおうか」 「うまくいってると思ってたのに、ばれてしまいましたか。私は頭に血が上ると早口になるみたいですね。とんだところで襤褸が出た」 叱られた小僧のように、南畝は上目遣いで平角のほうを窺った。 解せないのは、なぜ南畝があの場で一世一代の与太を飛ばせたかだった。 南畝は気の利いた与太を言おうとして、事前に考えを練ってくるような男。即興で大与太を考え出す才があるとは思えなかった。 だが仏が横たわる座敷で、南畝がひと声叫んだのは事実だった。 「盆暗と称されるおぬしが、なぜ、あんなことを思いついたのだ」 「江戸の機知ってやつを、世に知らしめたいと思ったんですよ」 南畝は神妙な顔で打ち明けた。 間を取るつもりなのか、先ほど女中が運んできた鯉こくの汁を啜る。 鯉こくは、鯉を筒切りにして煮込んだ味噌汁で、〈翠風楼〉の名物。椀の中で盛大な湯気を立てていた。 「江戸の機知? 源内さんの再生がか?」 平角が面喰らったように語尾の調子を上げた。 「江戸は日本の中心となって百五十年以上も経つのに、ずっと『鄙 』という扱いを受けてきました。そのせいで、優美で、雅で、粋 を身上とする上方の文化を長らく有り難がって取り入れてきたでしょう。ところが今、江戸ならではの粋 で控えめな文化が育ってきた」 汁が熱すぎたのか、南畝は袂から出した手拭いで、しきりに額の汗を拭いた。 「狂歌はその最たるものだな。狂名を名乗ることによって、己を隠す」 「狂名は虚実の虚の部分でしょう。同じことを、源内さんが亡くなった時に考えたんですよ。生きていた頃の源内さんが『実』だったとすれば、『虚』の源内さんを作ったらどうか、って。私の思いつきはそこまでだったけど、すぐに重三郎が妙案を出してくれた。これ幸いと、私も尻馬に乗っかったってわけなんです」 「あの時、南畝は私の案に妙に肩入れしていたっけ」 重三郎の計画に目鼻が付くよう、南畝は座敷にいた連中を嗾 けていた。 「重三郎が案を口にした時、私は身震いしたのさ。才能のある面々が身元を明かさず、源内の一部となる。そうして出来上がった〈身代わり源内〉は〈連〉と同じ。そう、まさしく〈連〉そのものなんだ」 南畝が熱く語る。 重三郎と平角は、どちらからともなく顔を見合わせた。 五 「では聞くが、おぬしが新しい江戸の文化を広めたいと考えた、真の目的は何だ」 平角が眉間に力を込めて、南畝に目を据えた。眼差しは、いい加減な返答を拒むような並々ならぬ気迫に満ちている。 「だ、だから、その、江戸歌舞伎だの、狂歌だの、江戸の粋を鏤めた文化を、上方や田舎者たちに見せつけてやろうと……」 「嘘をつきやがれ!」 南畝がなおも喋ろうとするところを、平角の怒声が阻んだ。腹の底から揺さぶられるような、太くて重たい声だ。 驚いて歯の根が合わなくなったのか、南畝のたるんだ顎が、あうあうと上下している。 「馬鹿野郎!」 平角が勢いよく腰を浮かせた。 その途端、派手な音を立て膳がひっくり返った。椀に残っていた汁が畳の上に飛び散る。 「江戸の粋を鏤めた文化だと? いつまでも大層なお題目を唱えてやがんじゃねえぞ。どうせ、烏賊野郎のおめえのことだ。奇想天外な与太ぁぶち上げて、俺や橘洲をぎゃふんと言わせ、どうにかして出世の足掛かりを掴むつもりだったんだろう」 興奮すると、南畝は早口になったが、平角は口が悪くなる。 「す、すみません」 平角の剣幕に気圧され、南畝がのけ反った。 体全体が細かく戦慄 いているのが、傍で見ていてもわかった。世間では時代の寵児ともてはやされ、家では母親に甘やかされ放題のこの男は、他人に本気で怒鳴られた経験がないのかもしれなかった。 平角は追及の手を緩めない。 「人一人が病に罹って、おかしくなっちまってんだぞ。なぜ頑なに中止に反対するんだ!」 すると、萎縮した南畝が、つっかえつっかえ話し出した。 「実は……、と、主殿頭 様が、久しぶりに源内を招きたい、と仰せになったんです」 主殿頭、すなわち側用人である田沼意次の下屋敷は、学者、医者、画家、戯作者等々、江戸の知識人たちが集う社交場。一種の情報交換の場でもあった。南畝、平角は意次の催す酒宴の常連であるし、死んだ源内も足繁く通っていた。 「源内を招きたいって、下屋敷にか。それは、いつの話だ」 平角の顔色が変わった。 「明日なんですよ」 南畝の回答に平角は絶句した。形のいい額に手を当てて、困惑した表情を浮かべている。 ──頭の痛いことになったな。 重三郎は深く息を漏らした。 六 平角が頭を抱えるのも、もっともだった。 源内は意次の屋敷からの帰路で命を落とした。 その場にいた連中は、診立てた工藤平助に固く口止めし、意次には事の次第を報告しなかった。主催した宴の後に気に入りの源内が頓死したとあっては、いくら豪胆な意次でも気分が悪かろうと配慮したからだった。 その配慮が裏目に出てしまった。身代わりの計画を練る時、当然、意次は蚊帳の外だった。身代わりを立てるなら、本家の死を知らせる必要はなかったからだ。今さら、源内はとっくの昔に死んでいますなどと、告げられるわけがない。 田沼意次は、幕閣きっての出世頭。十五歳の時に、第九代将軍・徳川家重の西丸小姓として抜擢されたほどの俊才だ。その後、従五位下主殿頭になり、家重の将軍就任に伴って本丸に仕えたあたりから、加増に次ぐ加増を受ける。すぐに御側御用取次から一万石の大名に取り立てられた。家重が死去した後も、引き続き、第十代将軍・徳川家治に仕え、御用人から側用人へと出世している。 間もなく老中格に昇りつめようかという意次だが、飛ぶ鳥を落とす勢いは、いささかも衰えていなかった。意次の視線が動けば、数多の人間が一斉に移動するほどの影響力を持っている。怒らせれば、どのような沙汰が待っているのか想像もつかなかった。 「どうしても、明日じゃねえとまずいのか」 平角が呻くように声を発した。 「主殿頭様は、あの御気性ですからね。一度言い出したら、梃子でも動きませんよ」 半ば諦め顔で、南畝が愚痴った。 「なぜ、そんな急に。まさかあの藪医者が、事の真相をばらしちまったんじゃあるめえな」 「それはないでしょう。でも主殿頭様のお屋敷には、平助先生以外にも沢山の人が集まっています。源内先生の様子が変だとか、妙な噂が立っているかもしれない。だから言ったでしょう。こうなったら、簡単にやめられるわけがないんですよぉ」 おろおろ声で南畝が訴えた。 重三郎も事態の重大さを悟っていた。 意次は、武士、町人を問わず才のある人物を集め、自邸を開放するようなさばけた殿様だ。切れ者にありがちな傲慢さは全くない。 ただ、外部からの情報を重んじるだけあり、自分の耳だけに重要な情報が入ってこないと、無茶苦茶に怒り出した。 癇癪を起こし、理性を失って、見境もなく周囲に当たり散らす。まるで我儘放題に育てられた大店の馬鹿娘のような体たらくだった。普段は明晰で、穏やかな性質だったから、その落差は大きく、いつも周りを慌てさせた。 意次の招待はあまりに性急だった。明日に限ったとしても、今の身代わりの状態では、源内になり切るのは不可能に近いだろう。 仮病を使って明日の訪問を固辞するか、もしくは意次に頼み込んで日を延ばしてもらうか。いずれにしても、嘘が完全に隠しおおせるとは思えなかった。 ──今さら事の真相を申し上げたら、主殿頭様は烈火のごとく怒り狂うに違いない。 町人の自分はともかく、平角と南畝は幕臣だ。意次が機嫌を損ね、二人を遠ざけるようになったとしたら、いろいろ不都合が生じてくるだろう。故意に源内の死を隠していたと、意次が二人を罰する状況になれば、当人だけでなく、家の問題にまで発展する。 「やはり、身代わりに源内の役を務めてもらうしかないのか……」 重三郎も屋敷に何度も招かれている。意次の不気味さは身をもって知っていた。 「この私に免じて、何とか明日だけは身代わりに源内を演じさせてもらえませんか。主殿頭様は、木っ端役人を追放するなんざ、朝飯前ですから……」 南畝は土下座をして、額を畳に擦り付けた。どうやら、これが本音だった。 「ちっ、烏賊野郎が。上にばっかり、へつらいやがって」 平角は嫌味を垂れたが、その声にあまり力はなかった。 «第十三章 甦る源内
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