はい、「烏」て字は「鳥」より一画足りないんですが、足りない部分は目ん玉で、真っ黒な烏は遠目には目ん玉が見えないからだそうです。漢字てものはかように芸が細かいのでおもしろく、したがって字典はいくら見ても見飽きない。 ところで中国の昔語りによると、お月さんには兎が棲み、お日さんには烏が棲むことになってます。そんで、烏 兎 匆匆 といえば「月日が立つのは早いもんで」てことになる次第。 兎は説明の要もないとして、烏は黒点を見立てたものらしく、黒点は意外や肉眼で観測できることもあるとはいえ、古代中国恐るべし。 いうまでもなく日本は中国から多くの文物を学んだんだが、特に漢字と礼節を学んだことは大恩というべきだろうね。俳句・文◎風花銀次
2013年1月5日土曜日
ほそみ×銀次 Corvus macrorhynchos
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