栄花は夢 風花千里» PDFで読む〈恋川春町 〉江戸中期の戯作者、浮世絵師。酒 上 不埒 という狂名を持つ狂歌師でもあった。駿河小島藩家臣。『金々先生栄花夢 』で草双紙界に新風を吹き込む。寛政の改革を題材とした黄表紙『鸚鵡返文武二道 』で老中松平定信の怒りを買い、進退に窮した春町は自害して果てたとも伝えられる。桔梗 や野暮に仕立てし細面 螻蛄鳴けり俺は無芸とうそぶきて 酒の上の不埒、放埒 栗拾う 月夜かな詠める阿呆に読むあほう 天明の浮かれ騒ぎよ寒波来る 冴えかへる手におしろひを塗る仕草 きぬさらぎ酔眼の底怒りけり 曲水の酒は澄み腑は冥みたる 黄表紙と果てし春町針供養 夏枯や ほんに覚悟の白小袖
2012年10月20日土曜日
俳句十句「栄花は夢」/ 風花千里
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