鳥影が射す、なんていいます。 障子や壁なんかに飛ぶ鳥の影が映ることで、来客のある前触れなんだそうです。 あたしの母は生来ののんびり屋でしたが、なぜか鳥影には敏感で、厨に立っていても針仕事をしていても「誰か来るかしらんねえ」などと、突然呟いたりしてました。終日家内の仕事をしていましたから、来客が、あるいは来客の予感そのものが数少ないお楽しみだったのかもね。 そんで、あたしはといえば、どっちかってえと人付き合いがよろしくない質 なので、酒を提げて来てくれるような友人は多くはございませんが、まったくの皆無てわけでもないような気がしなくもないんじゃないかしら、と「べ、べつにさびしくなんかないんだからね!」てなアピールをいたしつつ、そのような友人知己が訪ねてくれた際には丁々発止の真剣勝負をこそ楽しみたいと思う次第です。 はい、なまぬるいおともだちごっこなんざあまっぴらごめんさ。 短歌・文◎風花銀次
2012年11月30日金曜日
ほそみ×銀次 Ardea cinerea
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