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2017年8月1日火曜日

短歌五首「瓊音」/ 風花銀次

瓊音           風花銀次

玉子すなはち玉體となるさだめの子などといひけり籠に盛りつつ
咲かぬ櫻をゆすりつつふと氣に入らぬもののひとつに無賴派の「派」
夏も近づく八十八夜を百夜過ぎすぐにかつての敗戰記念日
むらぎもの心を洗へ しかるべくやさしきゲリラ豪雨待たるる
でも玉がふれあふやうなきよらかな音なんてしなかつたよ、ママン
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