とけてゆく 風花千里 ダ・ヴィンチの素描の線のかすかなるゆらぎにけふは幻ま惑どはされをり 絵葉書の咲ゑみたる美童の横顔に霧らふヴェネツィアングラスの玻か璃け片ら 叶ふなら解釈無用の快楽を 男雛をかくしおくおとうとよ 金雀児のえにしを思へ 黙深くもたれあふ少年たちよ、おやすみ そとは昧爽よあけでかがよへるくうきのなかにあなたがたがとけてゆくのをみつめてゐました
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