月見てのは本来、月の出を愛でるものなので、出きっちまったらとっとと引き揚げるのが粋ってもの。だらだら飲んでんのはいただけません。 とはいえ、飲めさえすりゃあ粋でなくたってかまわねえ、て向きも当然あるわけですが、そんでも 名月や居酒のまんと頬かぶり なんて、晋子其角みたいかっこよくきめてくれればなによりです。はい、花より団子てか月よりお酒て具合ですが、「頬かぶり」てのがみそですね。 お酒が大好きだったらしく、ほかにも「十五から酒をのみ出てけふの月」なんてのが晋子句に見えます。 ともかく、お月さんなんかどうでもよく、はなっから風情もへったくれもないビルの地下の居酒屋なんかに集合てえんなら、いっそ根の国までおいでなさいましな。短歌・文◎風花銀次
2012年9月30日日曜日
ほそみ×銀次 Ueno Onshi Park
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